桜見物
石戸蒲桜を見てきました。
今週のはじめは雨天がつづいて、雨がそれほど嫌いじゃ雀屋でも寒かった事もあって、さすがに雨天の花見に行く気になれず、しかしそろそろ花も終りの様子で。
こりゃ来年にするかなあ・・・と思わなくもなかったけど、我が家は転勤族ですからねえ。来年見れるという保証はないわけで。
そんな訳で、まぁ半分散っててもいいかと思いなおして、見てきました。
電車で遠出が久しぶりの雀屋、たった2時間の電車の旅にえらくヘロヘロに疲れたんですが、駅に着いたら桜吹雪が舞ってました。「あら~、きれいい~♪」
でもあんまり疲れたので、駅前にあったクイックマッサージのお店に。
(クイックマッサージって椅子のとこが多いけど、ここはベットだったので、30分ばかり横になれるなって思って。弱めにお願いしてたけど、それでもまだガシガシ痛い。撫でる位でいいんだけどなあ・・・)
さて、少しばかり休憩もできたし。バスに乗って目的の東光寺近くまでいきました。
北本市って市の花が桜だそうで、石戸蒲桜まで行く道々にも桜がいっぱい。
適当に田舎でね(失礼^^;)雑木林の風景とか、目がなごみます。
綺麗な若葉の緑と桜のピンクのコントラスト。それに菜の花の黄色。
春らしい綺麗な風景でした。
バスを降りて、東光寺までの10分弱くらい歩く間に、鶯の鳴き声まで聞けました。
そして写真の石戸蒲桜。
写真、切れてますが左の方に、もうダイブ葉桜になってる枝が写ってますね。
それも同じ木なんです。といってもそちらは孫生えらしいですが。
桜の木は剪定をしないものらしいですが、それを差し引いても、やはり老木って事でしょうね。枝ぶりがなにやらねぇ。まばらな感じ。それもそのはず。近くのベンチにパンフレットのようなものがあり、それに大正の頃の桜の写真が載ってましたが、その写真には太い幹が4本に分かれた見事な巨木が写ってます。その写真と比べると、今はもう幹が1本しかないようです。
手前の一番高くそびえた幹の方には花はほんとに少なくて。
写真に入れなかったのですが、この更に上にもう枝が黒くなってしまって、まったく花も芽も吹いていない枝が・・・。
周りのうららかな春の景色にそぐわない枯れた枝が、枯れてるゆえに丸裸でむき出し。
勢いのある孫生え部分と対照的でね。命のあるものにはやはり限りがあるんだなあと、哀れを誘うようでした。
東光寺って言うのは、・・・お寺と言うのかな?(笑)
小さいお堂があるだけで、それも鍵がかかってました。住職さんがいるようなお寺ではなかったですね。奥にお墓があったので、墓地の管理というのか・・、形ばかりのお堂があるだけって感じで。境内にある桜と聞いて来たけど、庭として整えた体裁ではないですね。
源範頼が伊豆修善寺に幽閉されたあと、石戸まで逃れて隠れ住んだ、その時ついてきた杖が根付いて蒲桜になったと言う伝説があるそうですよ。
石戸蒲桜のパンフレットと一緒に、市内の桜マップも置いてありました。
すぐ近くに自然観察公園があって、そちらの遊歩道沿いには樹齢200年以上のエドヒガンサクラも咲いているそうです。お彼岸の頃に咲くサクラだから、さすがにもう4月の半ばともなれば見るほども咲いてないだろうと、そちらは見なかったのですが。
でも来る道々の景色が良くて、きれいだったので、来年はこの自然公園の方のサクラも見たいなと思ったのでした。
by suzume-ya3
| 2005-04-15 23:55
| はへほ日記