スターウォーズが好きな訳
スターウォーズをはじめて見た時、一番印象に残ったのが、ルーク・スカイウォーカーが乗っているソロスーブ社製X-34ランドスピーダーが砂まみれで汚かったこと。
それまでの宇宙物って、どこもかしこもピカピカだった。
重力の影響を受けない宇宙空間では、地上ではできない合成ができるというのはわかる。宇宙ステーションで、比重の影響を受けずに夢の超合金が作り出されている未来図。
だから未来の世界では、どこもかしこもピカピカ・・。
でも軽くて丈夫で絶対に錆びない超合金が可能でも、砂漠のような星で使えば砂埃は積もって当然。錆びないといっても日々砂粒にたたかれていれば曇ってくるのもうなずける。
砂漠のような惑星では、ランドスピーダーを洗うなど、水が勿体なくてしないだろうし、なにせ超合金なら汚れっぱなしでも平気だろうし。
砂塵を巻き上げて疾走すれば、エンジンが吸い込んで故障するのも当然。
人が繊維でできた衣服を着ていればワタ埃もでて当然。
宇宙船内部は、真空の宇宙空間に浮かんでいて、生命体がその内部で生きていくために、船内には高度の空調設備が必要なのだから、宇宙船内部がホコリもなくピカピカなのはわかる。
でも戦闘要員の鎧(鎧と言うのかな?宇宙服?)が、激しい戦闘を潜り抜けてもずーっとピカピカってへんじゃない?とワタシの感性は言う。
超合金制でも表面は耐熱塗装とかするでしょう?と。塗装ははげるでしょう?と。
まさしく、この写真のはげはげ感がワタシ的にドンピシャだったのだ。
スターウォーズはその辺のリアリティが(誰も知りえない未来の「想像図」にリアリティを感じるかどうかももおかしいとは思うけど)、ワタシ的にメッチャ納得!だったのだ。
些細な部分だと思うけど、壮大なスペースオペラだからこそ、ささやかな生活感がリアルだと安心して騙されていられるのだ。
例えばルークがダースベイダーとの直接対決(ダースベイダーが父親である告げたあとで)とで、ダースベイダが振り払ったライトセーバーにルークの右手首から先が切断されても、出血しないシーン。
手首切断でっせ?その後船外へ脱出するわけだけど、宇宙空間ではなく惑星上空にうかんでいるったって、かなりな高度だから気圧も低かろうし、どばぁ!と血飛沫が噴出しておかしくないはず。
ライトセーバーは刃物じゃないから、きっと切断面は凝固したような状態になって出血しないのだろうとか、勝手に理屈をつけて勝手に納得しちゃえるのだ。
宇宙空間で使われる乗り物は、空気抵抗がないところを飛ぶ。
小型高速戦闘機シーナー・フリート・システムズ社製TIE/lnスター・ファイターがソーラー・パネルを拡げたデザインでも、燃料搭載は船体を重くするし空気抵抗がないんだしと納得。
それに対して惑星で日常使われている乗り物は、その惑星の文化や気候にあったデザイン。
なにせ、ナブーのように乗り物はどれも流線型でピカピカで美しい(ナブーの文化・美意識を反映したものだろうと納得)かと思えば、イーウォックはハング・グライダーで空を飛んでいるんだもん。この「どこもかしこも○○」じゃないのがとってもいいのだ。
広い広い宇宙だもん。いろんな星があっていろんな文化があって当然だよね。
あ~、はやく見たい!「SW EP III」
魔人なんかほったらかして明日1人で観に行ってこようかな・・・。
by suzume-ya3
| 2005-07-12 09:03
| 写メール日記